ホラーな刺激でリフレッシュ [東欧便り]
そうとう煮詰まっているようなのでちょっと出掛けてきたらと促してみた。
だって試験10日前だよって言うけれど枯れ木に花が咲くとは思えない。
夏休みもなくずっと寮の部屋に籠って勉強だけしていてももう何も頭に入らない。休みを上手にとって母国に帰ったり旅行に出掛けて上手にリフレッシュした人たちはとっくに試験は済んでいるので、本人は焦りだけ感じていて完全に心も体も不健康であるのは間違いない。
だから前から言ってるように兎に角今すぐにどこか出掛けてこい、と言うと今回ばかりは本人に届いたようで、今宿を取ったとすぐに連絡があった。現地の明け方3時ごろの話である。
それから数時間後に出発、勉強道具を持って数日間籠る先となったのがこちら、
観光地が近いっていいよね。
でも本人はあくまでも環境を変えたかっただけなので食事もデリバリーとか、
こんな感じである。
でも折角だからとお勧めをリクエストされたので分離派を勧めておいたのだが、「じゃあだいもんのサヨナラ公演見て復習しておこうかな」などと言いながらも朝一番で行くにはちょっと強烈だったようで、常設のベートーベンとクリムトの融合展示よりもむしろイベント的にやっていたと思われるMOMA的な小部屋の展示で気分が悪くなったらしい。
それでも他の観光客が数秒でそこを離れていくなかで15分はいたそうで、詳細は省くがグロナンセンスな模様だがしっかりレビューして作者の意図を組んでしまっている感じがGJ。作品のタイトルが「自分から入ったのになぜか出られなくなる釘付け作品」となっていたそうで納得したとか。
でももっと怖かったのが遊園地だったそうで、
閑散とした遊園地で、
昔母上が怖い思いをしたという第3の男の観覧車に乗ったまでは良かったが、
誰も居ないから重石がおいてあるジェットコースターとか、
ブランコとかも独り占めしてまあそれはそれで良かったらしいのだが、
スペースマウンテンのように屋内にあるジェットコースターがかなり恐怖心をあおったようで、
乗り場まで辿り着くまでの道のりが迷路になっていて、しかも真っ暗なうえに合わせ鏡という設定で、
スピーカーでは、「あなたにできるかな?」みたいなのが怖い大きい声で何度も聞こえていたようで、一度入り口に戻って「これってジェットコースターですよね?怖くないですか?」とまで聞いてしまったとか。
敷地があるぶん無駄に大きな迷路になっていたようで、しかも誰もいないのでホラーな映画「イット2」を思い出したとか、でもそれなら「ゲットアウト」の監督の「アス」を見て欲しかった。
そんなこんなで意外とホラーな一日だったようだが、宿に戻ったらまた勉強なので刺激的で良かったのではないだろうか。
次はどこから連絡がくるのか、楽しみにしている。
2021-10-15 16:15
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