複雑 [まほろば大和国]
犬が草を食べたい時というのがある。
人間でいうところの胃薬感覚だと思うが、初代の犬は外飼いだったので庭の草を食べていたし、武蔵はキャベツが好物だった、茶々に至ってはケールが好きだがそれ以外でもとにかく何でも食べる。
ただ食べることにあまり興味のない小次郎の場合は少し困る。散歩に出たときに玄関先の雑草などを食べている時もあるが、先日は雨模様で夜だったのでベランダに取り敢えず出してみた。
出してみたものの食べられそうな草は無さそうだ。ということで育てていた小松菜を少しだけあげようとカバーを外すとすごい勢いで食べ始めた。
少しだけのつもりが止まらない。結果、食べごろを迎えていた小松菜がほとんど小次郎のお腹の中に消えた。
確かに自分でどうぞ、と与えたのだが、今なら害獣に農作物を食べられてしまう農家の人の気持ちがわかる。
小次郎は翌朝すっかり元気になって好物のチキンもドッグフードも食べていたので結果オーライなのだが、育てた小松菜の無残な姿に複雑な気持ちになりつつ、今後のために小次郎用に小松菜をまた育てるべきか考えているところである。
2024-04-07 10:24
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