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毎回新しい空間で [大空祐飛・大空ゆうひ]

行ってきた。

と言って劇場前の写真など無いのだが、あらゆる欲の塊を抽出したような場所の映画「ブレードランナー」のセットのようななんちゃってネオジャパンな空間を詰め込んだ建物を上がって行くと、クラブ系のようなオサレなイメージの劇場というかパフォーマンス空間があった。


劇場として作られたのかわからないが、少なくとも座席が市バスの席のようで垂直に硬く座って芝居を楽しむための空間とは思えない。劇場内もオサレなため暗く階段しか使えないようなので年寄り設定にはなっていないのだろう。


新しい建物なのでまだ魂が入っていない、という言い方もできるかもしれないがWelcomeな感じは無かった。


でも、今回の芝居はそんな場所に合っていたような内容だった。観客は居心地良く座っていないで昨今の問題について考えろと挑発してくる。結局誰も幸せになれない面倒くさい型の中で人はそれぞれの人生を人間臭く不器用に生きていく訳で、そこをまた大空さんと風間さんの銀ちゃんチームが昭和な風情で温かく見せていた。


行間を読ませるような芝居好きには説明過剰というか言葉が煩く感じることもあったが、この昭和コンビには心地よい間があって昭和な自分にはしっくりくる。飲めないがあのスナックに行ってママに話を聞いてもらいたいような話を聞いてあげたいような・・・。


しかし大空さんが選ぶ舞台によって導かれる劇場が増えていくのは良い。次回はどのような空間になるのか、既に楽しみだ。

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