食べて観て食べて六日目 [大きなリンゴの木の下で]
さて六日目。
この日は地下鉄でお隣の島まで行って例の日系魚卸業者の店で豪華なちらし寿司を食したところから始まる。兎に角美味しかったしアットホームでリラックスできる場であった。
ここから再び地下鉄に乗り本日の目的地に向かうのだが、どういったわけか乗る電車が全て急行に代わってしまい乗り換えで何度か手こずる。昔はこれで気が付けばハーレムまで行ってしまった事を思い出す。
そしてようやく到着したのがこちら。
「ナイトミュージアム」の舞台となった自然史博物館である。
最初はこの正面入り口ではなく間違って反対側の会員専用口に行ってしまったのだが、そんなこんなで時間をとってしまい既にこちらの閉館時間まで3時間弱となっていた。
この時間内で観るべきものがあり過ぎる。
まずは入場券と引き換えに渡された時間指定のプラネタリウムから。
星の生い立ちについてお勉強。 聞き覚えのある声と思ったらナレーション担当はウーピー・ゴールドバーグであった。適任。
子供たちは上野の科学博物館にある360度のドームのほうが断然良いと言っていたが同感である。ただ博物館の規模はこちらのほうがダントツに大きい。
もう人がミニチュアにしか見えない。
相手が剥製だから人間の思うままに振る舞っているが、生きていたらこのお兄さんは投げ飛ばされた上に踏み付けられますな。
深海ではこんな死闘が繰り広げられているようで、
マッコウクジラVSダイオウイカ。
兎に角展示の仕方に動きがあってどれもリアル。
某映画の動物園で残念だった思いをここで満たす子供たち。
ただし時間が無いので超早回し見学となる。
各民族コーナーが意外と充実していて面白かったのだが、日本コーナーに至っては仰々しい音楽が鳴り響いている中にあって、
最早ホラー的な怖さしかなく、
黒澤映画の影響を受けた風な絵に追われるようにしてその場を早々に立ち去った。
ホッとする。
恐竜コーナーから石コーナーを周る頃には閉館時間となっていた。地球の包容力に感動しながら博物館を後にする。
地下鉄に乗り夕食の場所へ、
ここで食べたかったのが、
このオニオングラタンスープである。
突き進んでもチーズの層は厚くようやく掘り当てたスープも濃厚で美味であった。
セットで付いてきたデザートのクリームブリュレも美味しく、ランチもディナーも満足な一日となった。
帰路、博物館でお土産を買う時間が無かったと息子が騒いでいるので再び老舗の玩具屋さんに向かうと夕立ちが。
雨が止むのを待っているドアマンも絵になる。
結局何かの石を買ったらしいが、お小遣いを使う場面があまり無いまま最終日を迎えそうになっているので焦っているらしい。
ならばついでにもう一軒、と向かった先は既に閉まっていた。
翌朝早い予定なのでこのままホテルに帰る事にする。
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