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四日目、其の一、歩き続ける。 [大きなリンゴの木の下で]

さて四日目。二日目にして各自の靴下に穴が開く程度にまで至っていたが、三日目にして既に足がもう限界だと訴える人(娘)あり、仕方が無いので近場で湿布を手に入れついでにドリンク剤も自分用にGETする。

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どんだけ大変なんだという話だが、カラッとした環境から来てスチームサウナのような高温&湿度の中で歩き続けるといかに体力が持たないかという事がわかる。

子供たちの体力回復を待って予定を進める。

本日は何日あっても見切れない大きさの美術館からスタートするのだが、その前に初日に目指した結果大混雑で諦めたファーストフード店の支店を美術館近くに見付けたのでその開店時間に合せてホテルを出る事にする。

地下鉄に乗って最寄駅を出ると直ぐに見付かり数分で開店時間となる。

 

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たかがファーストフードされどファーストフード。

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観光地から少し離れた住宅地にあってもその後しばらくして店の外まで行列が出来ていたが、大人向けの品のある本格派で行列も納得できるものであった。

お腹が満足したところでそこからしばらく歩いて目的地の美術館に向かう。

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ここはあまり変わっていないだろうと思ったのだが陳列状態が少し変わったところもあって記憶の地図ではどうにもならず、水を得た魚モードの自称アーティストな息子に地図を委ねて目的のコーナーに向かう事にする。

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でも結局地図は宛てにならず何度も聞きに行く人。

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それだけ大きいのだから仕方ない。

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取り敢えず目指したのがエジプトコーナー、武器甲冑コーナー、アジアコーナー、ヨーロッパ絵画のコーナー。以上。

勿体ないがピンポイントで行かないと無理なので仕方ない。

美術工芸、家具、彫刻、宗教美術等は足早に素通りしながら見た振りのみ。勿体ない。

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ちょうど日本の特別展示コーナーがあったので行ってみる。

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落ち着く空間だ。

 

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「やっぱり畳だよね。」と畳に座って足を休める娘はやはり日本人なのだろう。

かつてちょっと日本に会いたくなるとこの美術館のアジアコーナーに来ていた事を思い出す。

ちょうど小窓から訪ねたばかりのエジプト宮殿の一部が見える。

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本当に大きい美術館だ。

並んだ仏像を見ると自然に手を合せてしまう子供たち。

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わかるよその気持ち。

以前から思っていた事だが、ここに集まる全ての美術品が一体どのような道を辿ってここにやって来たのか考える。こんなに若い国がこれだけの歴史的な美術品を保持しているその違和感。

英国や仏国の規模はその歴史を思えば納得できるが、未だ若きこの国がコレクターの寄付にせよ政治的取引の果てにせよこれだけ多くの歴史的な美術品を持てるのは、勝つ者が持つ、という理論で行くと経済力で勝った末の戦利品だからという事になるのだろうか。

物は語らないが母国に帰りたいと訴えている物もあるだろうにと思ってしまう。

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そんなこちらの感傷はさて置き、さっさとヨーロッパ絵画コーナーに向かう息子。

しかしこんなに写真が撮れるとは思わなかった。

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デッサンする気で準備してきた息子だったが、足早に駆け抜けているので代わりに気に入った絵画の写真をどんどん撮って行く。どうやら家に帰って描くつもりらしい。

一応各自のお気に入りを見付けたところで、たった2時間半という勿体ない滞在期間で足早にこの巨大な美術館を出る事となる。

子供たちの目的地は他にあるのだから仕方ない。

十分に館内を歩き続けた後に、再び目的地を目指してセントラルパーク内を歩く。

途中、

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アリスの像や、

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アンデルセンの像に出会う。

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本の内容を確認する子供たち。これは紛れも無く「みにくいアヒルの子」であった。

地図も無い中適当に歩き続ける事30分余り、

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ようやく某映画で有名な子供たちの目的地に到着する。

続く。


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