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三日目は懐古な日。 [大きなリンゴの木の下で]

三日目、前日の疲れを引き摺ったままではあるが予定通り進める。

まずは地下鉄でバスターミナルを目指す。

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出発時刻まで並んで待つ人たちアリ。

 

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このバスに乗って向かった先はお隣の州にある、

 

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日系のビッグなスーパーである。

到着早々ランチタイム。

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夏バテ気味のところに少しヘビーだったような気もするが目的を果たして満足。

 

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しかし中は本当に日本のスーパー兼フードコートなのだが店員さんに日本語仕様の人が居ないというのが驚きであった。お客さんにしても同様であったの意外であった。

本当に何でもあって羨ましい限り。予定通りではあったが食料品から雑貨まで調子に乗って大量買いしてしまう。荷物が大変な事になったので一旦ホテルへ帰り再び地下鉄でフェリー乗り場に向かう。

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かつて高校卒業後にスーツケース2つを持って大学入学前の英語学校からスタートした頃お世話になったキャンパスがこのフェリーの行き先の島にある。

かつて片道50セントだったフェリーだが今は無料になっているようだ。よって観光客が片道20分の往復無料のクルーズを楽しめるようになっている。

船が到着するとカメラを持った観光客は一斉に前方に進んで行くが、後方に留まるように子供たちに伝え待機。

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理由は出港すればわかる。

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こうして摩天楼が遠ざかっていく様子を見るには後方待機がベスト。

帰路には摩天楼に向かって行く感覚で又別の良さがあるが、遠ざかっていくのもまた良い。

昔は船の縁に座って観てきたショーを反芻しながら夜景を眺めていたものよ。

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かつてツインタワーが見えていた辺りに新しいビルが建っている。

あのツインタワーが向かい側の島からアプローチする時の目印のようなものだった。自分にとってマンハッタン=ツインタワーというイメージで始まっているので今こうして同じフェリーに乗っていても新しい景色を見ている感覚でしかないのが寂しい。

だいぶ遠くになってくる頃には、

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進行方向右側に自由の女神が見えて来る。

 

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そんな感じで20分後、島に到着。

通勤通学の足として利用している人たちはここで街に出て行くが、残りのその他大勢の観光客は一度降りて又来た船に乗り換える。

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しかしフェリー乗り場がどちらも本当に綺麗になっていて時の流れを感じる。

フェリー乗り場から外には出なかったが、かつてはここから出た所でタクシーの運転手と値段交渉して誰かと相乗りという方法でしか高台にあるキャンパスに辿り着く事ができなかった。きっと今はもっと便利になっているだろうがそんな不便であった日々が懐かしい。

かつて同じ英語学校で学んでいた人たちも場所柄のせいか個性的な面々が多かった。日本人もテレビ局関係者とか俳優志望とかそういった方面の人たちが目立っていたような気がする。自分が一番年下という環境で人間観察する機会に恵まれたが皆どうしているだろうか。

そんな一瞬の感傷に浸る間もなく元来た道を戻るフェリー。

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子供たちは前日の花火クルーズで見た景色と大差ないのでそんな事よりお腹空いたの大合唱。

日々汗だくで既に着替えが足りなくなってきたので子供服等の調達に向かう予定ではあったが、ならば先に何か食べさせよう、と降り立った場所に見覚えのあるファーストフード店があった。

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まだそこにあってくれたと言うべきか、

かつてツインタワーは何かとよく利用していたのだが、その際に立ち寄って食べていた所と同じ店だと思われる。既に周辺地図が大きく変わってしまっているが多分そうだろう。

このエリアの変わりように言葉を失う。その場に身を置いてみるとわかる。まだここは大きな哀しみで覆われている。とてつもない規模の哀しみだ。観光客気分で写真を撮るような気持ちにはなれなかったが、かつてツインタワー一角にあったオブジェを見付けたので、息子に声をかけて来るように言った。

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アタッシュケースの中身が昔仕様だったらしく、コンピュータや携帯電話が出来る以前のオブジェである事がわかる。

昔を反芻しながら沢山の感情が渦巻きつつも子供服等を調達すると既に最寄の駅は閉まっていた。

しばらく歩いて開いていそうな地下鉄の駅を見付けたのでそこからホテル方面に。

近くのエンパイヤーステートビルは前日の祭り仕様から通常仕様(?)のライトになっていた。

 

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