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盆タイム [モザイクな国]

旅行記は一休み。

昨日の盆踊りの様子を記しておく。

毎年このお寺に人が大量に集まるのはだいたい花祭りとお盆と決まっている。

普段日系人と仏教に目覚めた白人が大半を占めているが、特にお盆に限ってはどこからともなく純日本人が湧いてくるのが面白い。

いつものようにお坊さんのお説教を聞き主に新盆を迎える家族がお焼香するのだが、日系家族の年齢層が高いせいか亡くなった人の多い事。故人の名前が呼びあげられると縁者がお焼香に立つのだが20人ぐらい列を為す場合もあれば無縁の人もいる。

自分たちはこのお寺のメンバーではないが、こうして毎年こちらのお盆の行事に参加する事で家にある仏壇とは別の方法で自分たちの祖先を意識し手を合せる場を持てるのは有難いし、何よりこうした場に身を置く事でこうした海外の地で日本人として頑張ってきた人たちの足跡を感じる事ができる。

お坊さんのお説教も毎回お盆には特別ゲストを迎えるので新しい発見もある。今回のゲストとなるお坊さんは米国を拠点に50年近く従事してきた人で3世と言っていたが、日本語も英語も堪能で話の内容も歴史をベースに面白可笑しく深い話を上手に聞かせてくれた。流石引っ張りだこの人材という事だけはある。

こんな流れが2時間ほどあって夕食となる。この辺りからチラホラ純日本人が湧いてくる。食べて踊るだけというシンプルさ。自分たちも純日本人だが一応食べる分ぐらいは寄付しような、と思ってしまう。

で、ようやく踊る時間となる。

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待ってました、と集まる男の子たち。

姉さんもそれなりにやる気モード。

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着物に羽織に浴衣に法被にと様々、

 

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間に休憩を挟み太鼓披露の時間、

 

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間に休憩を挟む程踊る曲が多いという話もある。

途中輪の中に息子がいない事に気付き探してみると、

 

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なんと商売をしていた。

まあジュースを売ったりする手伝いをしていただけなのだが、この人今回の旅行前になんと学校の休み時間を使って自分の玩具などを細々と売り結構な小遣いをこっそり稼いでいた前歴があるのだ。

最初は驚いたが他にもやっている子がいるとか、先生も「(店を)OPEN」と書いた紙を見て褒めてくれたとか言っていたので学校的にもOKという事なのだろう、多分。でも最初はものすごく驚いた。

あれで味をしめてしまったのかもしれないと思うと複雑だが、今回はお手伝いにつきジュースが1本もらえるという事で何かお手伝いできたなら良かったではないか。

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怪しい雲行きの中の盆踊りだったが、終わる直前に見事な虹が架かった。

今回ゲストに迎えたお坊さんが「理屈とか細かい事、難しい事は全てエゴから発する物。何も考えず感動した時に単純に出るWOW!という感嘆の言葉が全てだ。」というような話をしていたけれど、正にこの虹がその「WOW!」であった。

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