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パリで実践、見た目が9割 [書を捨てよ世界に出よう・60年代バックパッカー編]

残念ながら大空さんのいる40年代のハリウッドには行かれないので、60年代のバックパッカー話を地味に進めていく。

デンマークのコペンハーゲンである。ここでは有名な人魚の像が予想外に小さかった事にショックを受けた。なんだか騙されたような気がした。

(以前自分が働いていた時、取引先の一つがデンマークにあった。この人魚の像が活動家のターゲットになるらしく、頭部が盗まれたり、ペイントされたりと被害が相次いだ。なのでここに電話をする時はいつも「人魚は無事ですか?」と聞いていたことを思い出す。)

さて、次に向かったのはフランスのパリ。

フランス語を話さず、子供のようなアジア人。しかもバックパッカーとくれば道を聞くにも当然冷たくあしらわれた。それがどうにも納得がいかない。トイレを借りようとホテルに入ろうとすると、ドアマンに怪訝な顔で見られた。それが気に入らない。(そりゃあ無理だろう。)

このままじゃ大和撫子の名が廃る。こんな事ではいけない。そこで考えた。ユースホステルに行くと念のためにと持参していた着物に着替え、再び先程のホテルに向かった。

ホテルには先程のドアマンが立っていた。すると今度はまるで別人のようにニコニコと挨拶をして扉を開けてくれたではないか。人間TPOというものがある、そして見た目が9割らしい。まさに実践してみたらその通りだったということだ。なんともわかりやすいではないか。

それにしても意地というか何というか。よくやった。

・・・で、わざわざ着替えて行ってまさかトイレだけ借りて帰ってきたわけじゃないだろうね。

え、そうなの?マジで?

ところでパリの感想は?

ルーヴル美術館の“モナ・リザ”の絵が予想外に小さかった事にショックを受けた。なんだか騙されたような気がした。(そうですか、人魚の像と同じ感想なのね。)

まああれです、世界的に有名なものはだいたい予想外に小さいのです。(本当か?)

っていうかさ、大きければ良いってもんじゃないでしょ、もっと他に気の利いた感想はないんかい。(まあそれを期待するほうが無理ってもんですな。)


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