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人間の塔になってみる [書を捨てよ世界に出よう・60年代バックパッカー編]

別に焦らすほど需要もなさそうなので、とっとと先に進める。

はい、ヘルシンキです。フィンランドです。

初めてのユースホステルはアスリートの泊まる場所だったに違いない。何故か?

体育館の横にあったらしいっすよ。っていうより、体育館の一部?みたいな。

そこに二段ベッドが幾つかあって、とりあえず持参したシーツ(ユースホステル協会推薦の品)に包まって寝たらしい。なんだか聞いただけで汗臭いような気がしてくるのは自分だけだろうか。

ヘルシンキは酔っ払いが多かった。以上。(それだけ?)(らしいっすよ。)はい次に行きましょう。

スウェーデンです。はい、何?美男美女が多くて写真を取りまくってきた。そうですか。えっ、国の感想は無いの?終わり?はぁ、以上だそうです。じゃあ次行きます。

ノルウェーのオスロです。

オスロのフログネル公園にはモノリッテン(人間の塔)という121体の老若男女が絡み合ってできた17メートルの高さの塔がある。はい、これね。

ここは世界的にも有名な観光スポットらしいのだが、このモニュメントの下で爆睡した奴がいるというのでちょっとインタビューしてみたい。

「どんだけ寝てたの?」

「そうねぇ~数時間かな。荷物を抱えて、そのまま横になってたみたい。すごいでしょ、(自慢?)よく何も盗まれなかったよねぇ。良い時代だった。」

「もう少し緊張するとかさ、無いんかい、あなたには。」

「もうねぇ~すごいの、この塔。人間の一生をね、表してるんだって。圧倒された。」

そうかい、圧倒されて眠っちまったんかい。

たぶん、思うに、周りの人は気付かなかったね。人間の塔の一部だとでも思われたに違いない。そうだ、きっとそうに違いない。

続く・・・。


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