少女のような、 [東欧便り]
朝早いクラスは、
まだ日が昇り始める時間からスタートする。
眠たい皆のためにと棒付きキャンディーを配る娘。相変わらずだな、と思う。
欲しい人、と声をかけると知ってる人は普通に手を挙げるが知らない人から笑われるという・・・。
それでもめげずにパチパチキャンディーもあるよ、と勧めるという娘。そもそもこの人昔から何でも屋のように食べ物やトランプなど常備しているのだ。何かとコミュニケーションの切っ掛けになっているようで成程と思う。
でもちびっ子のメンタルで楽しんでいるのはそんな棒付きキャンディーやパチパチキャンディーを日本から送っている私なのかもしれない。
今年に入っても同じ時間にクラスが重なる回もあるようで、またトイレに行った振りをしながら両方のクラスを行ったり来たりのダブルブッキングをするのかと思うと想像するだけで疲れる。
ただ小学生のような見た目と可愛らしい声の少女のような先生の授業にテンションが上がっているようで、生徒たちが無言の団結力でこの先生を守ろう、となっているらしい。一体何から守るのかわからないが、こんなに可愛い先生の授業なら先生を泣かすわけにはいかない、先生のためにも頑張ろう、という謎のやる気が漲ってしまうのはわかる。
寒くて暗い鬱々とした世界に小さな灯が。そんな感じだろう。この先生以外の授業も何かしらの灯を見付けて頑張れ。
2022-01-24 22:13
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