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早目の締め旅 [まほろば大和国]

思い立って温泉地へ、

少し早めの年納め的な家族旅行である。


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単に少し豪華なこの列車に乗りたかっただけなのだが、母上も息子移動手段なんて拘らないと興味のない様子。


食堂も予約して張り切っていたのだが、



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まあどちらでも、的なリアクションだったのであくまでも自己満足に終わったようだ。


年齢層高めの客層はそもそもネットでしかできないらしい食堂車の予約など面倒だったのか、ほぼ駅弁な感じだったのが日本人的風景でそのお洒落な車内とのGAPがいとおかし。



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乗った時からずっとスケッチブックにお絵描きしていて到着する直前に寝てしまう人。


結構混んでいたように思えたのだが、宿のある最寄り駅に下りたのは自分たちと後一人だけだった。


特に観光地スポットがあるわけではなく地味な寂れた場所にある宿を選んだのだ致し方ない。


食べる事が大好きな母上の欲求を満たすのが今回の勝手なるミッションだったのでそんな宿にしてみたのだが、


実際のところ着いてからずっと何かしら食べるものが提供される場があって、食べに行かなければ良いのだが、折角だからと行くたびに「もう無理」と言いながらまた次に向かうという貧乏性な血が騒ぐ構成となっていた。



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夜にはこんなパフォーマンスもあって、お酒が飲めないのが残念というような場面が多々あった。


娘からちょうど宿の様子を送って、とメッセージがあったのでこの写真だけ送ったら「怖っ」と返ってきた。


母上と同じぐらい食べる事が大好きな娘だったら喜んでくれると思うので次回帰った時に、と伝える。


食事の話ばかりだがこの宿は月見の宿でもあった。宿の周辺を息子と散歩していたらちょうど大きな月が上がるところで、


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カメラを構える息子。そしてその側には三脚を立てて本格的な写真を撮ろうとしている人がスタンバっていた。


そういえば今年最後の満月だった、と思い出す。


宿に戻ると早速温泉に入ってきた母上が、「満月なんだってね。さっき話した人は満月を狙ってこの宿に来たような事を言ってたけど」なんて言っている。


確かに、部屋から見える景色は


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海と月と月を映す波の光だけ。


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息子も外に出てずっと写真を撮っている。


宿にも月の満ち欠けカレンダーが置いてあるところをみるとそういう目的で来るお客さんもいるのだろう。


そんな事は知らなかったがちょうど良い日を選んでいたようだ。


太陽より月のほうが得意(?)な我々には完璧なセッティングで盛り上がった。


もちろん朝焼けも、


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月と太陽を拝んで少し早めの年納め家族旅を満腹なまま終えたのだった。


さて明日からまた現実に戻って働くべし。

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