カリスマ性を感じる

ライブ配信で観た。

これではタイトルがわからないが剣うたこさんのサヨナラ公演作品で柴田先生の周五郎ものである。

旅先から娘が逐一連絡を入れてくる＆選挙の車が騒がしい＆犬がこっちを向け！と圧をかけてくる、など集中できない要素が多々あったが、それでも十分楽しめた。

というか昔観た作品ってどういうわけかよく覚えているもので、主題歌も台詞も耳で記憶しているものなんだなぁと懐かしく思いながら観た。

月城氏は先日録画して観た「ピガール」での安定した芝居で、雪組時代の新公前田慶次や銀二貫、大和路の与平などの印象でいたが組替えしてしばらく見ないうちにぐっと成長していて驚いたのだった。なんとなく順みっきーさんを思わせる。

プレお披露目に当たる今回はそのカリスマ性に驚いた。いやー頼もしい。芝居のぼそっと呟くような台詞やぶっきらぼうな仕草も似合っている。日本物が好きと雪組時代にどこかで言っていたと思うが、観ていても気持よい程に柴田先生の描く周五郎の世界の男前であった。

鳳月氏もまた見目麗しく歌も良く2番手として頼もしい。暁氏も含めこの3人の並びを見ていると瀬奈、大空、霧矢時代をふと思い出した。

トップコンビとしてはプレお披露目にしてぴゅあぴゅあしていないというか安定した大人な二人といったイメージなので、カサブランカのような作品など良いかもしれない。

カリスマ性のある月城氏が率いる新しい月組がこれから何を観せてくれるのか楽しみだ。