真面目組

卒業してからのほうが高校に行っている息子。

卒業記念品として学校に残す物に記念のプレートを付けるためのボランティア要員になったからなのだが、

プレートのデザインから細工までやるのですぐには終わらないらしい。

本人曰くCADが使えて彫れる人は限られるから、と言っているが今日は寝坊したまま行かないようなので他の人に迷惑になっていないか若干心配である。

卒業と言えば卒業旅行。この状況下なので旅行は控えて近場でと仲良し君たち8名で出掛けた先はサイエンステクノロジーの博物館。工業系、科学系、IT系の大学に進む子たちならではの選択肢である。PTA役員の息子が前もって全員のチケットを予約してくれていたそうで親子して面倒見が良いのは有難い。

さほど混んでいなくて先生に引率された中学生の団体が来ていた程度だったらしいが、このメンバーなので解説してくれる人に手を挙げて積極的に質問していくスタイルでやる気（？）が漲っていたそうな。

このエリアはよく遊びに連れて行っていたせいか帰国組の息子が一番知っていたようで皆を案内して回ったとか。こんなに近いのに結構皆出掛けていないのね、と驚いたが中高生だったら塾と部活が中心になってしまうのかもしれない。

夕方になって息子から電気の街にいると連絡があった。お年頃のオタク君たちでメイドさんの所でも行ったかな、と思っていたら帰宅した息子曰く、「中の一人が電子機器の部品を予約していたので皆で行って真剣に専門店でウィンドウショッピングしていた。ロケットでも作ろうかという話になって、大学はバラバラになっちゃうけど時々集まってやるのもいいね、という話になった。」そうな。

メイドさんのネタでも出るかと期待していたがある意味本当のオタクの集いだったようで、真面目なオッサン予備軍たちはざるそばを食べながらちょっと先の将来を語り合い別れたのだった。