五日目は川向うから、 [大きなリンゴの木の下で]
さて五日目。
本日は地下鉄に乗って川向うに。
かつては危険な所と認識していたが今はリニューアルして観光スポットになっているらしい。
倉庫街を抜けると、
ビルの間にマンハッタン橋が見える。
アートな落書きを見ながら更に歩くと、
いきなり視界がバーンと開けた所に到着。
こちらの橋がブルックリン橋である。
まずはお目当てのこちら、
そう、まさかのメリーゴーランド。
しかも1922年物。日本であれば大正時代の物である。
長年個人のコレクションだったものが寄贈されたらしい。
子供たちにはメリーゴーランドがある事を言わないで連れて来たのだが、既に疲れ果てていたようで喜んでいたのが私だけであったのは残念である。
だってこんな環境で歴史あるメリーゴーランドに乗れるなんてどうよ。
こんな場所にあればロナウドだってジュディと乗ったに違いない@「華やかなりし・・・」と考えるのも悪くない。
さてこの日はこの場でもう一つの目的があった。
屋台村である。しかも選りすぐりの店たちであるらしい。
週に一度この場で開かれると知り予定表を見たところちょうどその日に来る事になっていたという。
これはもう食べろという事であろう。
そう勢い込んでいたのだが、残念ながら普段エンゲル係数上げの子供たちも夏バテている様子。
取り敢えずかき氷を選ぶ息子と、
やめときゃいいのに脂っこい物を選ぶ娘。更に怪獣サイズのターキーレッグを喰らい案の定しばらくして具合が・・・となってしまった。
一方冷たい物好きの頭痛持ちである息子も頭が・・・とやっている。
仕方が無いのでしばらく木陰で休ませて帰路について二人に相談する。
予定では橋を歩いて帰るコースなのだが、どうしてもダメそうなら地下鉄で元来た道を戻る事になる。
さあどうする!
脅したつもりはないが折角なら歩きたいという気迫を感じたのだろうか二人共なんとか歩けるという反応をする。
ならば歩いてもらおうか。
そんな訳で帰路は無言でひたすらゴールを目指す修行僧のような子供たちとなっていた。
可哀想に。
先程のメリーゴーランドが下に見える。
30分ほど歩くとマンハッタン側へ。
本当はこの後流れ的に件のロナウドが育ったロウアーイーストサイドのテネメント辺りを目指す予定だったのだが、子供たちの様子を見てホテルに一時帰る事にする。
昼寝をたっぷり取って体力回復した後の続きは次回に。
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