やっぱりヅカは最高だ、

花組のライブ配信を観た。

芝居は戦前の日活オペレッタ時代劇が元になっているとは知っていたが、コミカルで登場人物が皆愛らしくて、其々に見せ場があって、ちょっとした間の取り方や呟きでクスッと笑えるようなこういう日本物の芝居が今で良かったと思いながら見入っていた。

ショーは本当に久しぶりの岡田先生作品で、衣装やセットなどの色彩感覚も曲のセンスも優雅で品があってどことなく懐かしい宝塚を観たような感覚になった。シボネーなど過去の名場面など出てくると何も知らずに観ていたので一気に前のめりになった。

芝居もショーもとても楽しくて可愛くて美しくてまた観たくなってしまったのだが、本日が大千秋楽ということで、残念。

卒業する生徒の言葉に自己錬磨の花園を後にする清々しいまでの達成感とヅカへの愛を感じたが、今の混沌とした世界の中でヅカがあって良かった、とたまに配信を観るたびに思う。

ヅカを観て笑顔でいられる、そんな時代がこの先もずっと続きますように。