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”織る人”が嬉しそうだった [まほろば大和国]

街の広報誌に載っていたので、と母上が申し込んでいた織り体験の場所までドライブ。

かつての船問屋だった建物の中で昔の織り機を使っての体験。そう思い込んで申し込んでいた母上だったが、目の前にあるのは以前母上が使っていた織り機と同類の見慣れた物だった。


ただ引っ越しの時に誤って織り機を捨ててしまっていたので少しばかり進化した物を触る事ができて久しぶりに嬉しかったらしい。


今まで様々な「織り」のスタイルをやってきた”織る人”なので、今更改めて買うのは勿体ないと言わずこれを機にまた始めれば良いと思う。



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こちらは待っている間、この建物内を探検する。



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のんびり見ていると案内のボランティアの人が声をかけてくれたのでお願いをする。


詳しく話してくれる人がいると物の見え方が一気に立体的になってくるので面白い。


当時の風景が目の前に広がってくるようで、ここに暮らし働いていた人たちの息遣いが感じられるようになる。


しかし荷物を運ぶ船があり人を運ぶ船がある、というのはわかるが特急便があったのは知らなかった。しかも途中の宿場町でお客さんが取れなくなるので特急便は止めてくれとお上に陳情書が上がったというのも現代に共通する話のようで興味深い。


最後の方で途中から加わった人たちもいたが、基本一人だったので沢山質問もできて有意義な時間を過ごすことができた。


ちょうど終わった頃、「慣れた織り機だったから初心者ではないですね、とバレてしまったけれど学ぶ事もあった」と嬉しそうに話す母上と合流して川沿いを少し散歩する。



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川の姿も今聞いてきたかつての運搬船などとても通れない幅になってしまっている。


でもこの界隈もかつては物流の中心地として賑わっていたのだろう。そんな風に思いをはせる事ができるのも案内をしてくれたボランティアのおじさんのおかげである。



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桜は七分咲きといったところだ。


あまり知られていないのか人が少なかったが土手沿いにずっと桜並木が続いていた。


散歩コースには少し遠いが、良い場所を知った。



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