では一日目から、 [大きなリンゴの木の下で]
2月に行くと決めてから情報収集を重ね旅程表を作り臨んだ今回の旅。
これだけビッグな街ともなると在住者や旅行者による魅力的な情報も多いが1週間で全部出来るはずもなく、でもできる限り全部やりたい願望もあって困る。
一昨年前の京都&大阪&滋賀弾丸ツアーでは全行程終了後に両親からついて行くのが大変だったと有難いお言葉を頂戴していたが今回は若いもんのみ、怖いもの等何も無い。
という訳で“無茶すればできる”旅程を組んでみた。
旅は早朝4時起きに始まる。
空港の屋外長期駐車場に車を置いてチェックイン。
カウンターで何やらトラブっていたがこれはいつもの事。
のんびり待って無事チェックイン完了後手荷物検査へGO。
ここで娘が本人が言うところの“選ばれし者”となる。
昨年は息子が“選ばれし者”となり人間スキャン装置に入ってグルグルされていたが、娘の場合は両手をガーゼの付いた棒のような物でトントンされていた。
アジアの子供は何か埋め込まれている確率が高いのだろうか。でも白人の大人や子供が人間スキャン装置に入っていたのも見た事があるし・・・わからん。
“選ばれし者”がロシアンルーレット方式で選ばれているのか何か基準があるのか背景が気になる。
飛行機は国内のもう一か所を経由してお隣の国に入っていくルート。
機内でも待ち時間でも黙々と絵を描く人。
計5時間半程のフライト後見えてきたビッグアップル。
初お隣州空港体験。JFKでもなくラガーディアでもないという新鮮さにワクワクしながら空港から最寄駅まで電車を選択する。
空港間移動の電車が途中でトラブっていて途中下車したホームが大混雑。
係員と思われる人が大声で何か怒鳴っている。「ここで降りろ!」以上。え、先に行きたいんですが・・・。怒鳴っている人に聞いてみる。「電車がトラブってこの先に行くやつが何時来るかわからない。ここで待つかそれともバスを乗り継いで先に向かうかしかない。」これぞNY。
空港便故皆大きな荷物と共同体、よって狭いホームは更に狭くなっていく。その間空模様が怪しくなり激しい夕立となる。
「まあ私の実力、かな。」by娘@雨嵐女
いらぬ実力を発揮してくれたところにようやく先に進む電車が到着。乗っていた乗客はここで再び「降りろ!」と怒鳴られている。上り下りの乗客をこの駅で調整している様子からどうやら線路上のトラブルらしい事がわかる。
ようやく空港駅からホテルのある最寄駅までの電車に乗る。
ここはお隣の州、ニュージャージー。外の景色を見ながら子供たちが、「ここってどう見ても千葉だよね、成田から東京に入っていく電車と同じ景色なんですけど。」とか言っているがほぼ同意である。
最寄駅からタクシーでホテルへ。運転の荒さと窓から見える街の喧騒に子供たちは言葉を失っている。
ホテルへチェックインしたところで子供たちにこれから出掛ける元気が残っているか聞いてみる。
「そりゃあ行くでしょう。」
まだ元気らしい。ならばと雨も小ぶりになってきたところで街へ繰り出す。夕食を求めて。
目的地は喧騒の最前線と思われるタイムズスクエアである。
蒸し暑さに負けそうになりながらも12ブロック歩き続ける。ちなみに地図もないので感で歩いているが、東西南北さえわかれば誰でも歩ける街なので問題ない。
到着時には良い感じの暗さになっていたが、しかし何だこの広告の電飾祭りは。
しかもこの人だかり。お祭りか。
更にこの蒸し暑いのに着ぐるみが多過ぎる。そして玩具屋にチョコレート屋に・・・甘過ぎる。
二昔前はこんなではなかった。
こんな時間帯にでもなるともっと険しい顔をした警官と怪しい物売りと夜のお仕事な人たちが屯っている界隈になっていて、少しばかり緊張感を持ったままそこを抜けて舞台を観に行く楽しみがあった。
安全さアピールの面で良い変化なのだろうが別にここでなくても良さ気な観光客商売色が強過ぎてちょっと寂しい。
そんな物思いに耽っている場合ではない。疲れと空腹がピークに達した子供たちが不満を言い出した。
「夕食食べるところ無いじゃん!」
探していた所が激混みだったのだから仕方ないではないか。ホテルに戻りながら近場で食べよう。
再び12ブロックを歩きながら周辺地図を体に叩き込む。これは自分のやり方だが付き合わされる方はたまったものではないだろう。しかも歩くスピードが非常に速いので子供たちは必死についてこなければならない。可哀想に。(他人事)
結局近場の韓国通りにて夕食となる。
「こんなんだったら最初からここで良かったじゃん。」
それは言わないお約束。アフターフェスティバル。
子供たちはようやくご機嫌になりホテルに戻り就寝。
これにて一日目終了。
読ませて頂いてわくわくします♪
いま妊婦8カ月でして暑くて家に閉じ込もっております…。
by ブラナック (2013-07-14 11:29)
ブラナックさん、
人の旅行記なんて面白いのかなぁ・・・と思いながら備忘録のつもりで書いていたのでそう言って頂けて良かったです。
引き続き室内でバーチャルな旅行体験(?)をお楽しみ下さい。
by プルミン (2013-07-14 11:56)