3世代でヅカる [ヅカらいふ]
大きなゆうひが沈む、そんな時間。
大学から家に帰る道の途中にショッピングモールがあるのだが、そこでバスを降りる。
娘が明日までに準備するものがあるとかで、母上と子供たちと待ち合わせることになったのだ。
一日のキャンパスライフを終え、朦朧とした状態で子供たちとご対面。子供たちは歩きながら大空イブパシャの「砂漠の赤い月」を歌っている。よう覚えてるな・・・。親がなくても子は育つ、みたいな良い例である。
さっさと必要な買い物を済ませ店を出る。と、その店の前にどこかで見たような名前が。
ん?ちょっと待って、某大空さんが使っているハンドクリームとかってこの店のだったような・・・。
次の瞬間から超元気になる。ただそれだけのことで。間接的すぎる。でもそれだけで嬉しい。
その勢いでヅカソングを歌いながら帰路につく。「すみれの花咲くころ」、「さよなら皆様」、「フォーエバー・タカラヅカ」をアカペラで歌いまくる3世代。
娘が調子に乗って「ヅカのことならまかせて。」と言うので意地悪問題を出してみた。
「問題、チャーラッ♪ さよなら皆様と歌っていますが、この元になった日本昔話を答えてください、10秒。」
時間制限あり。シビアな世界。そうやって煽る焦らしプレイ。
「ピンポーン」
「はい、母上」
「桃太郎!?」
「あーっ、残念。それは“どんぶらこ”でしょ。ヅカの第一回公演の演目ね。」
ある意味マニアックな答えである。
娘も考えているようだ、頑張れ。
「はい、20秒」(なぜか増えていく時間。なのに焦る娘。)
「えーっ、わかんないよ。教えて。」
「正解は、CM2の後で・・・」(「がっちりマンデー」より。)
「・・・さて、じゃあヒントをあげよう。さよならと去っていくイメージ。」
「あ、わかった。ピンポーン。竹取物語。」
母上、正解。ヅカの先輩として孫に負けるわけにはいかない的なところがいと可笑し。
娘、残念。次回のチャレンジを待っている。
そんなわけでどこでヅカるかなんて神様にだってわかるまい。“ヅカネタは忘れた頃にやってくる”という教訓を胸にヅカったまま一日を終わる。
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