痛いのは一度に・・・ [モザイクな国]
髭のアノウドさん。
「愛と死のアラビア」の世界を引きずったまま9月も半ばである。
ところで髭のアノウドってどうよ。娘の案なのでノーコメント。
武蔵はこうしてやられっぱなし、可哀想に・・・。
今日はハッピーフライデーである。
一週間のスケジュールをこなして、私も子供たちもだいたいこんな感じというのがわかったところだ。
さて、こちらに来てから一年になるが、子供たちが初めて予防接種というものを受けてきた。日本で受けていたものでは足りないぶんもあったようで連絡がきたのだ。
保健所に行って説明を受けてから子供たちが一人ずつナースの個室に呼ばれ注射を受ける。医者じゃなくてナースというのが驚きである。
まずは娘から。娘は注射の時となると喜ぶ性質がある。点滴にしても大喜びで受ける。「お母さん、しっかりと娘さんを押さえてください。」というようなシーンでも医者も看護婦も拍子抜けするような態度をとる。期待されているような泣き叫ぶシーンを見た事がない。ある意味つまらない奴でもあるのだ。
息子も鼻歌まじりで注射針をさす瞬間からずっと凝視している。少し痛くても鼻で笑って痛みを誤魔化す術を知っているようだ。
二人ともそんなわけで何の心配もしていなかった。
が、こうなると別だ。
各自右腕2本、左腕2本の計4本。一度にまとめてやってまえ、という試み。
日本のように一本やったらひと月経ってから次をやるとかそんな面倒な事はないらしい。
とりあえず足りないもの全部、みたいな。こうなると笑うしかない。
娘も息子も泣きも喚きもしなかったが、どうやら日本の注射より遥かに痛かったらしい。終わった後に痛みを誤魔化すつもりなのか二人ともに動きが不自然だったのが笑える。
注射をしてくれたナースが面白いキャラで、一人でジョークを言って一人で受けているタイプだったのだが、全部済んだ後で日本から持参した今までの注射の記録を見て何かぶつぶつ言っていた。大丈夫なのだろうか。やる前に確認して欲しいものだが、「何かあったら病院に行ってね。ここは週末は閉まっているから。」と笑っていたのがちょっとだけちゃぶ台物であった。(何かあると「ちゃぶ台持ってこい!」と言うのがマイブームである。あまり言うので「簡易式のちゃぶ台がいるね」と言われているのだが、これでは銀ちゃんと変わらないかもしれない。)
今のところ子供たちはハイテンションで〝What a Wonderful World”を歌っている。
この選曲・・・ある意味心配である。
大丈夫かどうかはインシャラーってことで。
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