ダンディ@サンセット [モザイクな国]
帰宅して夕食をとりながら外を見たらいい感じの空が見えたので、食事の途中ではあったがカメラを持って飛び出した。ゆうひ・・・サンセットは待ってくれない。
子供も最近は私の行動パターンを学習したようでさっさと靴を履いて追いかけてくる。
水面に映るサンセット。空と湖が一体となる瞬間に光と影の世界が現れる。
子供たちも影となり光をじっと見つめる。
今日は先客がいた。ビーチにアクセスする道沿いにハーレーダビッドソン社製の大型バイクが止めてあったのは知っていたが、そのバイクの持ち主と思われる初老の男性が頭にバンダナ&革のベスト&革のパンツといっためっちゃ決まったスタイルで、波止場の男風にベンチに片足を上げサンセットを見ていたのだ。
こいつはリアルじゃないね、きっと。と思う程に決まっているスタイルと風情。
「男のロマンってこういうもんじゃないのかい?」と聞かれたらきっと「仰せの通りでございます。」と答えてしまったに違いないほどの説得力。
この風景に溶け込むようにして浸っている彼の邪魔をしてはいけない。
さあ帰ろう!としたら話しかけられた。
「あと10分早く来たらもう少し綺麗だったよ。ところで・・・あなたにはひと月ほど前にここで会った気がする。あの時はまだ暑かったけど。」
「あーそうかもしれないですね。ひと月前はまだ泳げたけれど、もうすっかり秋ですね。」
「そしてあっという間に冬が来るんだ。See you again!」
みたいな。ていうかひと月前の記憶なんてありませんからー残念!
喋るトーンが落ち着いていてダンディ&ジェントル。
また会うことがあるのかどうかわからないが、もし会う機会があれば今度はダンディズムについてちょっと聞いてみたい。ヅカを語る上で参考にさせてもらおうじゃないか。
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