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花組学習継続中 [ヅカらいふ]

スカステで放送したものをDVDに落として沢山持ってきているので、パラパラと観ている。

日本にいる間にまとぶんお披露目特集をやってくれたので、放送したものは星組時代の物も含めてだいたい観たと思う。そして花組の下級生を学習するために「Mind Traveller」、「スカウト」なんてのも観た。

この2作品を観るとまっつ(未涼さん)ファンの気持ちがわかる気がしてくる。まっつは愛されキャラなんだと色々な意味で納得できる2作品であった。マイトラでは海馬をいじって記憶を操作する医者の役。海馬をコントロールすることで世界征服を目論んでいる。でも結局失敗して、挙句好きな人にもふられる。小池先生の描く適役の典型とも言えるが、上からドーンと落とされる感がまっつらしい。と良く知りもしないのに思う。

「スカウト」ではまっつは悪魔役、その容貌からクールな悪魔で通すのかと思いきや、一花氏演ずる先輩悪魔の尻に敷かれた感じで結構抜けている。これも見た目とのギャップ感がまっつらしい。と良く知りもしないのに思う。

この2作品で、まっつが可愛いという結論に達した。だいたいJURIさん番組のまっつが可愛い。京都太秦版の旅ガラス姿なまっつを見たとき、真面目さの中に滲み出る可笑しさが気になったものだが、恥かしそうに話すキャラも含めまっつが可愛い。

ってなぜかまっつ語りになっている件。

「スカウト」の変な科学者みわっち(愛音)も良かった。メガネみわっちは完全に漫画キャラである。超高音でわざと外しながら歌う歌は好きだったのだが、子供たちには「えっ、何言ってたかわからないよー」と不満のようだった。これはみわっちのせいではないと思う。

みわっちは男役も女役もシェル役もできるイメージがある。って全部やっているわけだが、濃いんだけどニュートラルというか、結構自由自在かもしれない。シメさん(紫苑)のようなヅカっぽさを持ちながら若央りさ(先生)のようなニュートラルさも併せ持つ貴重な役者なんだろうとDVD学習をしながら思っている。

で、一花氏なのだが、もうさー男役になっちゃえばいいと思う。だいたい明智さん家の小林君でも思ったわけだが、「スカウト」の悪魔は何事ですか、影の主役ではないですか。「ファントム」のキャリエールだったら間違いなくこう言うね。「老婆もとてもよい。」

ムラで前方下手観劇をした際、「Red Hot Sea」中詰めの一花氏の掛け声があまりにも男前で一瞬クラッとした。ドスが効いている。誰よりも小柄なのに誰よりも男前。格好良い。おかげで大空さん方面にロックしていたオペラグラスを思わず落としそうになった。

で、花組学習をしているのに誰か忘れていると思ったら壮さん。組替えチームの壮さんである。そんなわけで雪組時代の作品もパラッと観てみた。

「さすらいの果てに」、「スサノオ」、「堕天使の涙」。今のところこれぐらい。

意外に・・・笑ってない、あの壮さんが笑ってない。笑っていないどころか頭を抱えて悩むような役ばかり。Revue本やらトゥスンやら赤い熱海のイメージでいるとちょっと意表を突かれる。

そう言えばRevue本で大空さんが「Daytime Hustler」の壮さんを褒めていたけど、これも破滅していくシリアスな役のようだ。雪組時代の壮さんはシリアス役者だったということだろうか。んーこれだからヅカはやめられないのだ。

その時の作品との巡りあわせ、そして周囲とのバランスを考慮してふられる役回り。どんな役がきても黙々とこなす。そして生徒は成長する。ヅカのファンは台詞が無くても、照明が当たっていなくてもそんなことは関係なく生徒を観ているものだ。いつ発光しだすかわからない、その瞬間を楽しみに待ちながら長い目で見守っているのだ。

ちょっと前の作品を遡りながら観ていると、今の花組生たちが輝いている理由がわかる気がした。組替えや、退団公演で上級生も下級生も相当に入れ替わっている。荒波も穏やかな波も両方経験した結果、まとまって同じ方向を向いてどんな波でも来い、といった野郎的な気合いに至っているような気がする。演じる側が達観してしまえば怖いものなど無い。

「ベルばら」アラン編では、壮さんアンドレ、みわっちオスカル、そしてまっつジェローデルがまとぶんアランにどう絡んでいくのか楽しみだ。そして彩音さんや一花氏など女役陣にはイスラム女性@「愛と死のアラビア」以上の出番があることを祈る。


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