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ひらがなに漢字に英語に忙しい。 [モザイクな国]

子供たちが最近自主的に勉強するようになった。

目の前に人参をぶらさげる必要もあまりない。一体何が起こったのだろうか。ちょっと嬉しいような、“砂の荒野においてきぼり~♪ ”@「愛と死のアラビア」のような複雑な気分だ。

英語、漢字、ひらがな、読書(日本語、英語)、算数は毎日。地図、自然観察、音楽は時々やる。

以前にも書いているが、ヅカ漬けな子供たちなので時折台詞の一部を引用したり、地図に関しては作品に登場したものを含めるなどして楽しくやるようにしている。

娘は、漢字は2年生レベル、算数は3年生レベル、英語はこちらの2年生レベルのテキストをやっている。日本の文部省管轄から完全に外れた道を歩かせているので一応そこは少し意識しているのだが、日本だったら2年生、こちらでは3年生になるのでほどほどに追い付いているようだ。ここ数日は頼みもしないのに「銀」と「恋」という漢字を辞書で調べて何度も練習している。何のため?聞くまでもない。

でも英語で文章を書くとなると、どうしてもクラスメイトから遅れをとってしまうらしい。それが悔しいと急に昨日泣かれたのだが、そりゃ無理な話だ。お前さんはゲージンなんだから。悔しかったら勉強するしかない。誰も助けてはやれない。泣いて諦めるか、泣きながらでもやるか、どちらかしかない。

息子は脅さない程度に英語のお勉強。楽しく覚える、ただそれだけ。キャベツはキャベツの爺さんを想像すればいい。「きゃべじい」=キャベッジ、これでどうだ。こんな感じ。ビジュアル化すれば覚えやすいはずだ。

日本語ももちろん大切。ひらがな練習帳はお腹を抱えて笑える。こんな問題があった。

「友達が財布を拾いました。このお金でお菓子を買おうと言っています。あなたは何と答えますか?」

ひらがな練習と道徳と創造の問題。息子の答えは。

「そこのまあけっと(マーケット)にいったらいいよ。」(助言のみ。あくまでも傍観者的立場を貫くのか?)

残念。ちょっと道徳的に残念。一応模範解答を書いてやる。

「だめだよ。けいさつにとどけよう。」

この問題からそのまま道徳話へとつながり、ついでに昔ムラで我を忘れてキャーキャーしていて財布を落とし、誰かが警察に届けてくれたという恥話までオマケしてやった。

こんなのもあった。これは漢字の練習帳より。

「三びきの犬が口をあけて休んでいました。そこへ虫たちがやってきて右の犬の口ではすもうをとり、左ではやきゅうをしました。まん中ではなにをしようかな。口の中に入ったとたん犬がくしゃみをしました。虫たちはとばされてしまいました。」

どんな設定やねん。つっこみどころ満載。楽しすぎる。私が。 

読書は日本から送った本と図書館で借りる本を音読と黙読で読む。

図書館で借りてくる本はだいたいこんな感じ↓

 

003.JPG

 

娘はだいたい一人で何とかなるようだが、息子はそうはいかない。一応全部私が読むのだが、時々お姉ちゃんも読み聞かせをしてくれているので助かる。ところで毎回借りる本の中にアライグマが主役のものが含まれるのは何故か。私に気を遣っているつもりなのだろうか。二人が同じ事を考えるから同じアライグマ本を2冊借りてしまったではないか。(借りるときに気付け。)

 

9月からまた学生の顔に戻る。休みボケでちゃんと戻れるのか?という不安もないわけではないが、子供たちにしてもそれは同じなのかもしれない。特に息子は未知との遭遇なみのショックを受けることだろう。それこそ“砂の荒野においてきぼり~♪ ”になること必至。さてどうなることか楽しみだ。


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