大地のような音を

母上が伯母上に誘われて、つまり姉妹でミュージカルを観に行ってきた。

ここ最近観劇から遠ざかっている母上だったが、とても良い席だったようで興奮して帰ってきた。

日常の外出先は病院か美容院、なんて言葉遊びをしているような行先ばかりだが、たまにはライブ空間で良いエネルギーを浴びるのも必要。

伯母上の推しが主役の舞台だったので母上は少し気後れしそうな様子だったが、プログラムを何度も見返しては演じている人も指揮者も楽しそうで昔のヅカのようだった、と感想を言っていたので、楽しかったのだろう。

やっぱり生の舞台の力って凄いよね。自分もいろいろと観劇予定があるので楽しみだ。

日常では最近は大地のような音を求めているようで、自然と各国の土着的な民族音楽を聞いている、というか動画を探してはクワイヤやストリングスなどに浸っている。

混沌とした世界とは対照的な音の世界は心地よく、様々な人種が混ざって共に歌う姿など見るだけで泣けてくる。きっと疲れているのか、否、年を取ったのか、まあいい。