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知的なイルカの話 [ヅカらいふ]

座った場所が大空さんが薔薇を肩に担いで通った時に座った所に近かったせいか、

そうか、同じ宙組のサヨナラ公演なんだな、と改めて思いながら席についた。


そのせいか1部では曲調や銀橋場面、ルーレットなどで「カサブランカ」を重ね、コミカルな展開の2部では「薔薇の封印」を重ね、エリザ的な遊びでは大空さんのルドルフを思い出していた。


というかすっしいさんでエリザと言えば雪組初演時代まで遡るのだなぁ・・・。かりんちょさん時代の雪組下級生時代から宙組組長として卒業する今に至るまでの時の流れを思うと感慨深い。


今回の話自体は別に有名なスパイ物のタイトルを名乗らずともオリジナルとしてできたような気もしなくもないが、トップコンビ卒業作品として気軽に観られるエンタメ作品になっていたのは良かった。


事前に得ていた情報は「キャベツ畑」だけだったが、実際には「知的なイルカが回る回るルーレットで人間も熱いキスで平和になろうぜ」という内容だった。


2部とも芝居で最後にフィナーレナンバーが付いてくるパターンだが、敵役だった2番手がそこで歌う歌がまたしてもイルカの歌だったのでイルカのイメージが更に強くなってしまった。スパイ作戦よりむしろ大海を泳ぐイルカのイメージでコンプリートした感じだ。


しかしトップコンビのデュエットはキラキラとして微笑ましく美しく、じゅんはな氏のファッションショーは全般的に目の保養でもあり、というか卒業する今になって気になる娘役を見付けてしまった事に後悔しつつ、気球サイズのパラシュートで揺れている二人の姿にヅカってやっぱり良いよね、と思った。


最後にすっしいさんのさりげないサヨナラの場面がすっしいさんらしくさっぱりとしていて良かった。


卒業の日まで宙組生が無事に走り抜けられるよう祈っている。



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