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生に限る [ヅカらいふ]

1年ぶりの生観劇となった。

ちょっと緊張しながらいつものルートでアクセスする。


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前回はいつだったかな、と見返していたら雛飾りの写真があった。今回も入り口を入ると雛飾りが見えたのでほとんど同じ時期になる。



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ロビーには宙組作品を振り返るコーナーがあったので吸い寄せられるように大空さんの元へ。否、言い方を変える。見覚えのある顔に条件反射で近付いて行ったら大空さんの懐かしい姿で心の中で一人デレデレしたらそこが劇場20周年で宙組作品を振り返るコーナーだと気付いたのだった。20周年か・・・あっという間だな。



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さて肝心の公演だがディズニーなので物語もわかりやすく音楽も良い。ただベースとなる話はロマノフ王朝最後の皇女となる過程の暗い史実に基づいているので重い。暗殺される家族との写真が物語の始まりにあり、そして最後も写真で終わる。アナスタシアの存在は史実とは違うと思われる救いの物語でアルバムに閉じられた。


ディズニーの夢物語として語るのに真風氏は適役だった。詐欺師というより凡庸としていながら壮大な歴史の流れの中で一役買ってしまうあたりに説得力がある。芹香氏も良い役で、一緒に行った息子が役も好きだけど歌声が良い、もっと聞きたいとお気に入りになった模様。宙組のコーラスは昔から良いけれど星組から来たお二人の歌唱力もだいぶ上がったのでは?と生意気にも思ってしまった。


スッシーさんの皇太后やソラカズキ氏のリリーなど男役の演じる女役の重量感がオリジナル版のある作品を成立させる為に必要だったのはわかるが、それでなくても外部の作品だと役の数が少なくてその他大勢の生徒の出番が限られてしまうのはやはり気になるところだ。二人共とても良かったけれど。


一番印象に残ったのは電車や、橋、丘の上、劇場の見せ方になる。大道具、装置、照明、そしてプロジェクションマッピングによる映像の効果がしばらく見ない間に各段と進歩しているように思えた。


劇場の見せ方と言えば、後方の芝居上の舞台で踊っていた生徒たちが最後に拍手できるように前に来る設定は痒いところに手が届く作りで良かった。電車も中と外を回り舞台で上手に見せた。


ごちゃごちゃと書いたが、何より生の舞台は活力をくれる事を改めて感じた。観劇している人たちもこの状況に慣れているようで入退場の仕方にしても初心者には感心することばかりであった。最初はこの状況下で行く事を戸惑ったがこの状態ならまた行ける。客席に男性が増えたと聞いていたが本当にその通りで、皆さん慣れた様子であった事も嬉しかったし、客席全体からヅカを絶対に継続させる、その為ならきちんと言われている通りに行動する、という強い意志を感じたのだった。愛しかない。



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