順調じゃないから強くなった [東欧便り]
だいぶ寒いらしい。
室内は普段は暖かいが外気がマイナス二桁になってくると隙間風が堪えるようだ。
そう言えば仕事場の会議相手が先日まで春の気候だったのに、と嘆いていた。お隣の国になるので気候も似たようなものなのだろう。時間帯も同じなので仕事をしながらも娘の国の時間がわかりやすくなって良い。
3年生はタフな学年らしいのだが、今までテスト対策を色々とやってみたがここにきて日々の勉強をコツコツやるしかないという結論に達したようだ。どんなに勉強をしてもやり足りないという世界で情報量をどれだけ詰め込む事ができるか、毎回テスト前は時間との戦いになる。
「医学部の6年間の中で言うと今は1幕が終わる前の出演者が全員出てきてコーラスする前のあたりで、今まで学んだものが総出演するテストが控えている状況。」とわかりやすく説明する。
ここまで順調に1回でパスしてきた生徒と違い、娘は何回か受けてようやくパスというのを幾つか繰り返して来た結果打たれ強くなった。今回ダメなら次回はどうすれば良いか、と悩んで工夫しながらやってきたのでその過程を知りたいと今まで順調だったのにスランプに陥ってしまったという後輩から相談を受けるようになったとか。
人間何が幸いするかわからん。でも最近本当に良い顔になってきたなと思う。自分の歩む道がしっかり見えてきたのだろう。こんな時代だから仲間内では皮肉をこめて「grave digger」と同じと人から嫌われる仕事のように話しているようだが、この世に人がいる限り必要な仕事であるのは間違いない。
誰かが君を必要とする。だから頑張れ。
2021-02-13 21:19
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