日本人だけど、

春からの長いオンライン授業からの長い夏休みが終わって登校が再開した息子。

久しぶりに学校に行ったら先生たちから、帰国子女だったの？！と言われたとか。

一部の先生は知っていてもほとんど知られていなかった模様。生徒の調査書を作る時に先生たちで話す機会でもあったのだろう。

そう、本人はしれっと隠し通してきたのだ。日本に戻った直後に入った中学校で見世物のようになってしまった事に起因する。私がまだ太平洋のあちら側にいて娘の高校卒業を待っていた時に、息子だけ中学3年の3学期からいきなり日本の学生生活に入るというのは本人にとって結構厳しかっただろうと思う。

今になって当時の状況を話してくれるようになったが、本人はその時に帰国子女だったことは隠して昔から日本にいましたけど何か？風に居ようと決めたようだ。

中3の3学期時点で小学生低学年レベルの漢字しか書けなかった人間が、いつの間にか日本語で難しい論文が書けるまでになっている。図書委員になったり国語の先生と仲良くなったり、と自分で日本語仕様に仕向けていたというのもあるだろうが、本人に聞くとアニメとかで知らない言葉があるとすぐに調べる、という事を繰り返した結果だという。

未だに日本のアニメも英語の字幕付で見ているし、携帯もPCも英語標準になっていて検索は英語でかけるので英語の方が楽なのは間違いない。でもちょっと浮いている日本人という体で日本語でしれっと生きている息子は強いなと思う。

そんな本人は小次郎の横でさっきからずっと弾き語り中。