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毎年の風景なのに、 [まほろば大和国]

朝最寄り駅の改札前にずらりと同じようなパーカーを来た人たちが並んでいた。

初めは大学生か社員の研修か何かかと思ったが、どうやら塾の先生たちのようだ。


ん?受験?・・・いやそうか、と少しばかり間があって状況を理解する。


そう思って電車内を眺めてみるとがり勉君のような生徒が元がり勉君だったと思われる父親に付き添われている図があちらこちらに見える。


毎年この風景を見ているならいい加減気付けば良いのだが、自分の子供たちで経験していないのでこのカルチャーをなかなか実感できないでいる。


そんな他人事のような事を呟いたら母上に、私がまだ海外在住だった時、一足早く日本に来ていた息子の受験に母上が付き添ってその時足が痛くて付き添いが大変だったと言われてしまった。


この会話、この時期になると毎年しているような気がする。そして毎年書いているような気がする。


まあいい、しかし塾というシステムというかカルチャーというか、アジア圏に根強く残る競争システムは本当に凄いなぁ、と感心してしまう。


競争社会を生き抜いて勝ち残ったピラミッドの頂点の人たちが作るこれからの未来はどのような景色になるのだろうか。温かく優しい世界がどこかに残されていてほしい。

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