溺れているわけではない、

こちらに戻る日の前日に犬を連れていつもの湖に行ったのだが、

最後だからと娘も一緒に車の外に出て犬と歩きだした。

最初は水際で犬を遊ばせていた娘だが、

どんどん中に入って行き、

結構深くまで入ってしまった。

で、落ちている枝を拾っては遠くに投げるのだが、

実はたいした距離ではないのに必死、

だいたいこんなにバチャバチャと泳ぐ犬は見当たらない。

周囲の犬たちは皆音も水飛沫も立てず静かに泳いでいる。

いくら初めてと言っても・・・

溺れているようにしか見えないのだが。

それでも娘のスパルタ式棒投げは続く。

通り過ぎていく人たちが笑うレベルのバシャバシャ度。

救命胴衣を着けたほうが良いのでは？とアドバイスする人も居たが実はこの犬泳いでいない。得意の二本足立ちで歩いているのだ。

目に水が入るので薄く目を開けているのも又笑える。

広大な景色の中で娘と小次郎が戯れる姿もこれで見納め。

良い締めくくりとなった。